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デュエルビッツブックメーカー・各種技術(材料評価・開発)
余寿命診断から対策の提案・新材料の開発まで
上:自動超音波探傷検査(周溶接部:TOFD)
下:放射線透過検査装置(ライナック:9Mev)
電力供給の信頼性と省エネルギーに配慮しながら、電力設備を少しでも長く利用するには、日常の保守・点検と共に、余寿命診断や材料評価が重要です。デュエルビッツブックメーカーグループでは専門技術スタッフによる支援体制を整え、検査~試験評価~対策・提案までの一貫サービスにより、課題解決のお手伝いを致します。また、ものづくりの経験を生かし、電気事業法・原子力関連法規に基づくお客様の検査の支援も実施しています。
保守点検を通じて培った豊富な検査技術をベースに、圧力容器や配管の余寿命を総合的に診断します。また、各種材料や溶接部について、材料試験、分析・材質試験、非破壊試験、溶接性試験などを行い、各種部材の損傷度合を定量的に予測できます。さらに、検出されたき裂等の損傷の進展挙動を解析によりシミュレートし、長期間の機器の健全性を予測できます。
タービン・ケーシング等のクリープ破壊、疲労破壊、脆性破壊の評価
左上:高温疲労試験、右上:破壊力学試験
左下:高温クリープ試験
タービンホイールの弾塑性クリープ解析
各種強度試験技術を駆使して、機器のさまざまな余寿命診断用データと数値解析用材料データを提供
スンプ観察(レプリカ)
結晶粒界に多数のクリープボイドとそれが連結した微小き裂を観察
ボイドの3次元形状測定(レーザ顕微鏡)
機器のき裂進展寿命予測例
実機で検出されたき裂のクリープ条件下での進展シミュレーション
放射化の原因となったり耐食性を阻害する材料中の不純物を著しく低減した超合金であるEHP合金の材料開発を行っており、この材料や製品の商品化に取り組んでいます。
EHP:旧電源開発促進対策特別会計法に基づく文部科学省からの受託事業として、神戸製鋼所が実施した平成17,18年度「次世代再処理機器用耐硝酸性材料技術のデュエルビッツブックメーカー」の成果を含みます。
高耐食性合金EHPのインゴット(上)と製造設備(下)
左:CCIM 溶融炉 右:EB 溶融炉
不純物を著しく低減して耐食性を増したステンレス鋼
試験評価
新型炉・新材料等の新たなニーズ、既設炉の余寿命診断や材料評価から摘出された課題を科学的知見により分析・評価し、専門技術スタッフが最新鋭の設備・技術を駆使して材料の試作・評価からプラント性能の評価までの幅広いご要望に対応します。
溶接分野では、溶接部の信頼性・安全性向上に関わる溶接・接合技術開発の支援や溶接材料の試作、溶接試験体製作及び評価試験を行います。
材料分野では、活性金属や各種合金のデュエルビッツブックメーカーや製造プロセスの最適化、試作品の小ロット製造などニーズに対応しています。また、高温・高圧雰囲気などの使用環境に応じた適切な試験設備、試験条件設定を行い、材料特性の評価を行います。これら検査~試験評価~課題解決までの一貫サービスを融合し、原子炉材料の経年劣化対策や新材料開発を提案することができます。