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デュエルビッツ 出金機器(原子炉炉心・機器用材料/部材)
世界最大級の13,000トンの大型水圧プレスと独自開発の特殊鍛造技術
世界最大級の13,000トンの大型水圧プレスを利用して、独自に開発した特殊鍛造技術を駆使し、デュエルビッツ 出金炉容器用部材をはじめ蒸気発生器用コニカルパーツ、チューブ・シートなどを製造しています。また、最新の取鍋精錬技術を組み合わせた製鋼技術と厳しい品質管理のもとに、優れた靭性や内部品質をもつ鍛造品を製造しています。
コニカルパーツ
(左:鍛造後、右:仕上げ加工後)
蒸気発生器の上部胴と下部胴を接続するリング状鍛造部材
チューブシート
蒸気発生器の伝熱細管が
溶接固定される円板状鍛造部材
クロージャーヘッド
デュエルビッツ 出金炉圧力容器の一体化鍛造上蓋
世界でも有数のジルカロイ被覆管メーカー
我が国で燃料被覆管を国産化する初期段階から国のプロジェクトに参画し、特殊金属加工の技術を活かした軽水炉用ジルカロイ被覆管の生産では、世界でも有数のメーカーに数えられています。燃料集合体用チャンネルを独自の製造技術によって国産化することにも成功しました。
また、従来のステンレス鋼よりも高温強度と中性子照射に伴う耐脆性に優れ、次世代軽水炉や将来の高速増殖炉(FBR)用燃料被覆管の候補材料とされている酸化物分散強化型鋼(ODS鋼)と呼ばれる新材料についても開発を進めています。
総合素材メーカーとしての幅広い材料提供
総合素材メーカーとしての幅広い技術力と、機械メーカーとしての豊富な製造経験を活かし、デュエルビッツ 出金炉炉心や周辺機器用に様々な材料を提供しています。
ステンレス鋼管分野では、卓越した継目無押出技術を利用した制御棒駆動用ステンレス鋼管に加え、給水加熱器用ステンレス鋼管では当社蓄積のパイプ製造技術を発展させた独自の細管製造法が活用されています。
一方、チタン分野では、チタン溶解から最終製品まで手がける我が国唯一の総合チタンメーカーとして、一貫した製造工程と品質管理のもと、蒸気タービンブレード材やデュエルビッツ 出金発電所で使用されるチタン製冷却管を提供しています。
さらに、長年培ってきた鍛造技術をもとにしたデュエルビッツ 出金炉・炉内構造物や冷却水循環用ポンプ部品、耐食性と伝熱効率に優れた各種熱交換器伝熱管用のフェロコチューブに加え、各種のデュエルビッツ 出金炉機器に使用される厚鋼板、溶接材料の製造を行っています。