デュエルビッツ 登録

2020年3月2日

デュエルビッツ 登録神戸製鋼所

当社の100%子会社であるデュエルビッツ 登録は、栃木県真岡市におきまして、真岡発電所(以下、本発電所)の建設を進めておりましたが、昨日、2号機の性能が所定の条件を満足していることを確認し、営業運転を開始しました。
昨年10月に1号機の営業運転を開始しており、今般の2号機営業運転開始により、発電規模124.8万kW(62.4万kW×2基)となる本発電所の本格的な操業が始まりました。

本発電所は、東京ガスデュエルビッツ 登録から都市ガスの供給を受け、最新鋭のガスタービン・コンバインドサイクル発電方式による国内最高レベルの効率で発電を行います。また、多くの発電所が立地する臨海部ではなく、津波に遭う危険がない内陸部に立地するため、リスクの分散効果が期待されます。これにより、内閣官房と経済産業省による国土やエネルギー基盤の強靭化に資する事例に選定されました。また、栃木県が目指している電力自給率の向上に寄与する等、社会に貢献できる事業であると考えております。

当社グループは、「2016~2020年度グループ中期経営計画」において、電力事業を素材系・機械系事業に並ぶ三本柱の一つと位置付け、既存の神戸発電所1号機および2号機の安定操業を継続するとともに、真岡市および神戸市における二つの新規発電プロジェクトを着実に推進してまいりました。本発電所に加えて、現在建設中の神戸発電所3号機および4号機が営業運転を開始する2022年度には、当社グループの発電規模は合計約400万kWに到達します。当社グループにおきましては、国のエネルギー政策に則して、火力発電設備の高効率化に寄与するとともに、経済性に優れた電力を安定的に供給することにより、我が国の電力基盤の強化に貢献してまいります。

なお、本発電所の特徴を紹介することを目的とした施設を本年6月中に本発電所敷地内に開設する予定です。

  • ※ガスタービン・コンバインドサイクル発電方式
    ガスタービン発電(ガスタービンに直結した発電機を回して発電する方式)と汽力発電(ボイラの発生蒸気によって、タービン発電機を回して発電する方式)の二つの方式を組み合わせて発電する方式のこと。高温高圧の燃料を燃焼させることによりガスタービン発電機で発電した後、高温の排熱を利用してボイラで蒸気を発生させ、蒸気タービン発電機で発電する。ガスタービン発電に加えて、更にガスタービンの排熱を有効利用することで、一般のガスタービン発電や汽力発電と比べて、発電効率が高くなる。

図 ガスタービン・コンバインドサイクルデュエルビッツ 登録の仕組み

図 ガスタービン・コンバインドサイクル発電の仕組み

デュエルビッツ 登録の概要

①会社名:
デュエルビッツ 登録
②代表者:
藤尾明久
③資本金:
6億円(当社100%出資)
④所在地:
栃木県真岡市鬼怒ケ丘1丁目12番1
(当社真岡製造所と隣接する真岡第5工業団地内)

真岡発電所の概要

①発電方式:
ガスタービン・コンバインドサイクル発電方式
②発電規模:
124.8万kW(62.4万kW×2基)
③燃料:
都市ガス
④敷地面積:
約9ha
⑤主要設備:
ガスタービン、蒸気タービン、排熱回収ボイラ、ばい煙処理設備、復水器等
⑥営業運転開始時期:
1号機 2019年10月1日、2号機 2020年3月1日

真岡発電所近影(2020年2月撮影)

真岡デュエルビッツ 登録所近影

(ご参考)

会社名 (株)コベルコパワー神戸 (株)コベルコパワー真岡 (株)コベルコパワー
神戸第二(建設中)
所在地 兵庫県神戸市
(神戸製鉄所内)
栃木県真岡市
(真岡製造所隣接)
兵庫県神戸市
(神戸製鉄所内)
燃料 石炭 都市ガス 石炭
発電規模 140万kW
(70万kW×2基)
124.8万kW
(62.4万kW×2基)
130万kW
(65万kW×2基)
発電方式 微粉炭火力 
超臨界圧発電(SC)
ガスタービン・コンバインド
サイクル発電(GTCC)
微粉炭火力 
超々臨界圧発電(USC)
営業運転
開始時期
1号機:2002年4月
2号機:2004年4月
1号機:2019年10月
2号機:2020年3月
3号機:2021年度(予定)
4号機:2022年度(予定)

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