®HBIプラントの新規受注について|KOBELCO 神戸製鋼">

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2021年3月2日

株式会社神戸製鋼所

米国の当社100%子会社であるMidrex Technologies, Inc.(以下ミドレックス社)と、同社のライセンス供与先であるPrimetals Technologies, Limited(以下プライメタルズ社)のコンソーシアムは、このほど、デュエルビッツ入金不要ボーナスのMikhailovsky HBI LLC(以下ミハイロフスキー社)から、MIDREX®プロセスのHBIプラントを受注しました。

本プラントは、ミハイロフスキー社がデュエルビッツ入金不要ボーナスのクルスク州ゼレズノゴルスクに新設するものです。最新の技術を用いた設計により、MIDREX®プロセスによるHBI生産能力は世界最大となる年産208万トンを確保しつつ、エネルギー消費量と環境負荷も低減できるのが本プラントの特長です。また、将来的には使用する還元材を水素へ完全に移行することも視野に入れた設計となっています。

工場稼働は2024年前半を予定しています。ミドレックス社とプライメタルズ社は機械・電気機器、鋼構造物、配管、ダクト等のエンジニアリングと供給、操業のトレーニングとアドバイザリーサービスを担います。別途選定される建設業者と連携しながらプロジェクトを推進する計画です。

MIDREX®プロセスは、天然ガスを使った還元鉄製鉄法であり、世界の約80%(還元鉄全体では約60%)を占めるリーディングプロセスです。本方式は、天然ガスを還元材として、鉄源は粉鉱石を加工したペレットを使用しシャフト炉によって還元し、還元鉄を製造します。高炉法に比べ製鉄工程でのCO2排出量を抑制できることなどが特長で、世界で90基以上が稼動しています。

現在、全世界においてカーボンニュートラルへ向けた動きが加速する中、グリーン社会の実現に貢献できる、技術・製品・サービスを一日も早く開発、確立することが、KOBELCOグループの使命です。

これまでもこれからもKOBELCOグループは「安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界」の実現に向け、「個性と技術を活かし合い、社会課題の解決に挑みつづけ」ます。

  • ※:HBI(Hot Briquetted Iron:熱間成形還元鉄)
    還元鉄はそのままでは長距離輸送に適さないため、還元炉より排出された高温の還元鉄をある程度の大きさの塊(Briquette)に押し固めたもの。
    なお、還元鉄は鉄鉱石を還元した鉄鋼原料のこと。不純物の少ない清浄鉄源であり、高級スクラップや銑鉄の代替品として、電気炉で(近年は高炉や転炉でも)鉄源として使用される。

Midrex Technologies, Inc.概要

設立:
1983年(買収)
所在地:
米国 ノースカロライナ州 シャーロット市
代表者:
社長・CEO Stephen Montague

Primetals Technologies, Limited 概要

設立:
2015年
所在地:
英国 ロンドン
代表者:
CEO Satoru Iijima (飯島 悟)

Mikhailovsky HBI LLC概要

設立:
2021年
所在地:
デュエルビッツ入金不要ボーナス クルスク州 ゼレズノゴルスク
代表者:
General Director Sergey Aleksandrovich Brevnov

HBI(中央の棒状のもの)

HBI(中央の棒状のもの)

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