2024年3月5日
株式会社神戸製鋼所
当社は、2024年4月1日付で下記の通りデュエルビッツ 出金を行いますので、お知らせいたします。
KOBELCOグループは、グループ企業理念に基づき、「安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界。」の実現に向けてサステナビリティ経営を推進しております。
世界が様々な社会課題に直面する中、当社としても気候変動対応をはじめとした中長期的な課題への対応強化に向けて、2024年度より取締役会のモニタリング機能の更なる強化、執行側の推進体制の強化を目的としたデュエルビッツ 出金を行います。
新たな体制のもと、社会課題の解決に貢献することを通じて、中長期的な企業価値向上に取り組んでまいります。
企業価値向上に向け、特定している5つのマテリアリティに関する取組みは、引き続き執行側で機動性を持たせて強化・推進してまいります。
合わせて、全取締役で構成する「サステナビリティ経営会議」を新設し、当社グループのサステナビリティに関する主要な活動(カーボンニュートラル、人材、品質等の分野における全社戦略)について、事業部門を含む執行側との幅広いかつ定期的な認識共有や意見交換を行うことで、取締役会のモニタリング機能を強化します。
KOBELCOグループの最重要課題である「カーボンニュートラル(CN)への挑戦」に向けては、サステナビリティ推進委員会の中の「CO2削減推進部会」を中心に全社活動を展開し、 CNロードマップの策定・公表など取組みを推進してきました。
今後、より一層対応を強化し、具体化していくフェーズにおいては、 「GX戦略委員会」と改称の上、経営審議会の補佐機関として体制を強化し、事業ポートフォリオ管理委員会と両輪で重要戦略を議論・実行していくこととします。
会社・業務の質を向上させるKOBELCO TQM活動のグループ内への浸透は事業部門を中心に着実に進んでいますが、本社部門やグループ会社にも浸透させるとともに、ROIC-KPI管理の実効性向上に向けたKPIマネジメントとも連携し、収益基盤の強化などに繋げていく必要があります。
このような認識のもと、「信頼向上プロジェクト」の中にある「KOBELCO TQM 推進会議」を、経営審議会の補佐機関として「KOBELCO TQM 推進委員会」に移行することで、 グループ全体でKOBELCO TQM活動の取組みを強化・推進してまいります。
人的資本経営の取組みを強化すべく、D&I・働き方変革に向けた取組みを推進してきた部会を、「人材戦略推進部会」とした上で、人材不足リスクも含めて全社の人材戦略の推進体制を一元化し、強化します。
2050年のCNに向けた対応や、将来的な人材不足リスクへの対応(工場の省力化など)といった、中長期での全社共通課題に対する技術戦略立案を目的に、「技術戦略企画部」を新設します。
現状の事業開発部の全社技術開発に関する機能、および品質統括部のものづくり力強化に関する機能を分離し、同部に統合するほか、全社活動である「研究開発委員会」や「ものづくり変革WG」の推進役を担うとともに、「GX戦略委員会」に設置する「CN技術検討部会」の推進役も担います。
全社技術開発に関する機能を技術戦略企画部へ移管し、新規事業推進を一層強化することに加え、事業機会探索の拡大を進めます。
また、攻めのCN戦略としても重要な「水素WG」の運営・推進や、お客様情報・当社製品及び技術の共有などの構築を進める「お客様対応変革プロジェクト」の企画・推進など、事業部門間の横串機能を担うことで、領域(市場)軸での新規事業創出の推進を行います。
人材不足に対応するスマートファクトリー化や、生産面での課題解決など、全社の「ものづくり変革」を推進・リードする 「ものづくり変革WG」を新設します。
※なお、全社横断的な取組みの「信頼向上プロジェクト」は発展的解消とし、同プロジェクトで推進してきた品質マネジメント向上や再発防止、お客様満足度調査等の取組みは、今回新設する「KOBELCO TQM推進委員会」や「Next100 プロジェクト」、本社各部等で継続することに加え、品質マネジメント向上に関する取組みについては、新設する「サステナビリティ経営会議」で定期的に報告し、 モニタリングを強化します。
(注記)プレスリリースの内容は発表時のものです。販売がすでに終了している商品や、デュエルビッツ 出金の変更など、最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。