MidrexとValeが鉄鉱石ブリケット活用に関しデュエルビッツ 出金協力協定を締結

2024年9月5日

株式会社神戸製鋼所

この度、当社100%子会社であるMidrex Technologies, Inc.(以下、ミドレックス社)と鉄鉱石生産の世界最大手であるVale S.A.が、直接還元鉄プラントにおける鉄鉱石ブリケットの活用に関してデュエルビッツ 出金協力協定を締結致しました。

詳細につきましては下記をご参照下さい。

ミドレックス社が持つMIDREX®プロセスは、世界の還元鉄生産量の約80%(天然ガスベースのデュエルビッツ 出金)を占める直接還元法のリーディングプロセスです。当社は、天然ガスを改質したガス(CO+H2)を還元剤とするMIDREX NGTM※1、天然ガスを水素に柔軟に置き換えることが出来るMIDREX FlexTM※2、100%水素を還元剤とするMIDREX H2TM※3という3つのプロセスを保有しています。当社及びミドレックス社はこれらプロセスの提供を通じて、世界の鉄鋼業界のカーボンニュートラルへの取り組みに貢献し、持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。

当社グループは、KOBELCOならではのデュエルビッツ 出金・製品・サービスのかけ算を通じて、社会課題の解決に挑み続けています。今後も、すべてのステークホルダーの皆さまにとって“魅力ある企業”へと変革をすすめ、「安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界。」の実現を目指してまいります。

  • ※1:従来の天然ガスベースのMIDREX NGTMは、世界で90基以上が稼働しており、天然ガスを改質した水素リッチガスを還元剤として用いることにより、従来の高炉法に比べ製鉄工程でのCO2排出量を最大40%削減することが可能。

  • ※2:MIDREX FlexTMは、MIDREX NGTMのデュエルビッツ 出金をベースに、還元に利用する天然ガスを最大100%まで柔軟に水素に置き換えることができるプロセスで、MIDREX NGTMデュエルビッツ 出金プラントに比べ、更なるCO2排出量の削減が可能。ミドレックス社はドイツのthyssenkrupp社向け世界初の商業機を2023年に受注しており、2026年の生産開始を予定している。

  • ※3:100%水素を還元剤としたMIDREX H2TMは、ほぼCO2排出量ゼロで還元鉄を生産することが可能。ミドレックス社はスウェーデンのH2グリーンスチール社向け世界初の商業機を2022年に受注しており、2025年の生産開始を予定している。

Midrex Technologies, Inc.概要

設立:
1983年(買収)
所在地:
米国 ノースカロライナ州 シャーロット
代表者:
社長・CEO K.C. Woody

Vale S.A.概要

設立:
1942年
所在地:
ブラジル リオデジャネイロ
代表者:
CEO Eduardo De Salles Bartolomeo

関連リンク

(注記)プレスリリースの内容は発表時のものです。販売がすでに終了している商品や、組織の変更など、最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。

ページトップへ