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デュエルビッツ 入金ボーナスリリース

*デュエルビッツ 入金ボーナスリリースの内容は発表時のものです。販売が既に終了している商品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

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デュエルビッツ 入金ボーナスの生産能力増強について

~舶用製品需要増に対応した生産能力増強を実施~

2008年4月14日

株式会社神戸製鋼所

当社はこのほど、旺盛な舶用製品の需要に対応するため、高砂製作所(兵庫県高砂市)の鋳鍛鋼工場全般に亘る能力増強工事を実施することを決定しました。主な工事内容は、「(*1)新デュエルビッツ 入金ボーナスラインの増設」による鍛造能力の増強です。併せて「機械加工能力の増強」「製鋼~鋳造能力の増強」も実施し、総投資額は約300億円になります。

当社は、船舶向け「(*2)低速ディーゼル機関用クランク軸」「(*3)中速ディーゼル機関用クランク軸」において、世界シェア40%以上を誇るトップメーカーです。
近年、中国など新興国の市場経済への移行に伴う海運市場の需給逼迫を受け、新造船の建造需要が旺盛に推移しています。主要造船国である、日本・韓国・中国の各造船所では、向こう3~4年間程度の仕事量を既に確保しており、船舶の主要部品である舶用クランク軸の需給も極めて逼迫しております。このような中で、当社に対する需要家各社からの増産要請もますます高まってきていました。

今回の能力増強投資は、これらの需要増に対応するため実施するもので、新たにデュエルビッツ 入金ボーナスライン1ラインを増設し、鍛造能力を増強します。これにより当社のデュエルビッツ 入金ボーナスは計3基となり、鍛造能力として1万トン/月体制を確立することになります。また、クランク旋盤などの加工設備や、製鋼設備・鋳造設備・加熱炉・熱処理炉などの関連設備についても順次更新・増設していきます。
既に一部工事には着手済みであり、今後段階的な能力増強を経て、最終的には新デュエルビッツ 入金ボーナスライン増設が完了する2010年4月時点で、低速ディーゼル機関用クランク軸生産本数については07年度比50%増の540本/年(07年度360本/年)、中速ディーゼル機関用クランク軸生産本数については07年度比40%増の3,600本/年(07年度2,600本/年)まで生産能力を引き上げる予定です。

なお、新デュエルビッツ 入金ボーナスラインの増設により、製品構成に合わせた最適なデュエルビッツ 入金ボーナス機の選択が可能となり、原単位・生産性の向上によるものづくり競争力の強化にも繋げていきます。

当社では、舶用クランク軸を中心とするデュエルビッツ 入金ボーナス製品を、独自の付加価値が需要家から高く評価されている「オンリーワン製品」と位置付けており、今回の生産能力増強を通じて当該事業の基盤をさらに強化し、世界ナンバーワンの地位を将来に渡り不動のものにしていく考えです。
<主な設備投資の概要>
1.鍛造能力の増強
(1)新デュエルビッツ 入金ボーナスラインの増設

大型舶用製品を高速・高精度で鍛錬する新デュエルビッツ 入金ボーナスライン(10000T)の増設。現在の鍛圧南工場を北に100メートル増築し、デュエルビッツ 入金ボーナス機に加えマニプレータ・加熱炉・熱処理炉・クレーン等、一連のラインを構築する。これによりデュエルビッツ 入金ボーナス基数は現在2基ある鍛造デュエルビッツ 入金ボーナス(13000T及び4000T)と合わせて計3基となる。

●投資金額:約200億円

●新デュエルビッツ 入金ボーナスの特長:大型長尺品の鍛伸に適した世界最高速の鍛造デュエルビッツ 入金ボーナス。大型舶用製品のほぼ全てを単一デュエルビッツ 入金ボーナスで工程完結できる力量とサイズであり、製品サイズに応じて現行の4000Tデュエルビッツ 入金ボーナスと使い分けることにより、舶用製品の理想的生産体制の確立が可能になる。

(ご参考)各デュエルビッツ 入金ボーナスラインのすみ分けについて
特長 位置付け
新デュエルビッツ 入金ボーナス(10000T) 高速・高精度 大型舶用製品を高速・高精度で鍛錬。
現行デュエルビッツ 入金ボーナス(13000T) 低速・大力量 大力量が必要な超大型製品鍛錬に特化。
現行デュエルビッツ 入金ボーナス(4000T) 超高速・高精度 中小舶用製品を超高速・高精度で鍛錬。
2.デュエルビッツ 入金ボーナス工場全般(鍛造関連除く)に亘る能力増強
(1)機械加工能力の増強

クランク旋盤の増設等、設備増強による能力アップだけで無く、高効率機の導入で世界一の生産性を目指す。また生産品目/サイズ毎に専用ライン化することにより、物流・リードタイムについても効率化を図る。

●投資金額:約60億円

(2)製鋼~鋳造能力の増強

電気炉炉殻/トランス等の更新、鋳込みピット拡張、熱間ロール加工機や焼鈍炉の増設などを通じて、製鋼~鋳造までの上工程全般の能力を増強する。

● 投資金額:約40億円
【ご参考】
(*1)新デュエルビッツ 入金ボーナスラインの増設(デュエルビッツ 入金ボーナス機とマニプレータ)
図1 新デュエルビッツ 入金ボーナス・マニプレータのイメージ
(*2) 低速ディーゼル機関用(組立型)クランク軸
タンカー,コンテナ船,ばら積み船等の主機に搭載される大型ディーゼル機関用のクランク軸で、1本の重量が約10トンから最大約380トンにおよぶ。スローと呼ばれる偏芯部品(鋳鋼または鍛鋼品)とジャーナルと呼ばれる主軸部品(鍛鋼品)を焼嵌めという工法によって組立てて製造する。従ってこれらは組立型クランク軸と呼称される。

図2 組立型クランク軸
図3 組立型と一体型の適用範囲
(*3)中速ディーゼル機関用(一体型)クランク軸
客船や小型船舶の主機および大型船の補機(発電用)や陸上発電に使用されるディーゼル機関に搭載されるクランク軸である。1本の重量は約0.5トンから約27トンであり、 1つの鋼塊から特殊な鍛造(RR鍛造法やハンマーによる型鍛造)によって一体で成形する事により製造する。従ってこれらは一体型クランク軸と呼称される。

図4 RR鍛造法を用いた一体型クランク軸の成形
図5 一体型クランク軸