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プレスリリース

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神戸製鋼デュエルビッツ ボーナス「中長期経営ビジョン」

「KOBELCO VISION“G”」
~新しい価値の創造とグローバルな成長を目指して~

2010年4月14日

株式会社デュエルビッツ ボーナス所


【1】はじめに

当社デュエルビッツ ボーナスは「2006-2008年度デュエルビッツ ボーナス中期経営計画」において、“「安定」と「成長」の追求”を掲げ、着実に事業を拡大してきました。

引き続き、2009年度から策定する予定であった「新デュエルビッツ ボーナス中期経営計画」は、過去に経験の無い世界経済の急激な悪化を受け、一旦、中断しておりましたが、景気は緩やかな回復傾向にあることを踏まえ、「中長期経営ビジョン」を今回策定しました。

今回の新たな「中長期経営ビジョン」では、多様な素材系、機械系のビジネスで培った神戸製鋼デュエルビッツ ボーナスならではの知識・技術を更に融合することにより、

グローバル市場において存在感のある企業デュエルビッツ ボーナス
安定収益体質と強固な財務基盤を備え持つ企業デュエルビッツ ボーナス
株主・取引先・従業員・社会と共栄する企業デュエルビッツ ボーナス

の3つを5年〜10年後の神戸製鋼デュエルビッツ ボーナス像として目指して参ります。

業績の水準としましては、売上高は3兆円、経常利益は2,000億円超えをイメージしております。また、積極的なグローバル展開をしていくことで、売上高に占める海外比率は50%程度になると想定しています。

【2】基本方針

1. オンリーワンの徹底的な追求

(1) オンリーワン製品・技術・サービスについて、既存のものは、市場での地位向上、採算向上に継続して注力するとともに、新たなオンリーワンの創出を追求していく。
(2) コベルコならではのサービスをもって顧客に貢献する。デュエルビッツ ボーナスとしてのアフターサービスはもちろんのこと、変化する顧客のニーズを常に発掘・捕捉し、よりよい製品・技術として反映し、顧客満足度を向上させる。また、顧客・社会の志向と歩調を合わせ、既存ビジネスの川下に加えて、川上にも展開することを積極的に追求し、当社ビジネスの付加価値を飛躍的に向上させることも狙う。

2. ものづくり力の更なる強化

(1) ものづくり力こそが、当社デュエルビッツ ボーナスの競争力の源泉である。当社デュエルビッツ ボーナスにおける「ものづくり」とは、企業理念である「信頼される技術、製品、サービスを提供します」を実践するための「営業・マーケティング〜開発・設計〜調達〜製造・生産」といったトータルの活動であり、収益向上につなげることに、デュエルビッツ ボーナス全体で取り組んでいく。
(2) 「ものづくり力」とは、「“永続的に”信頼される技術、製品、サービスを提供する力」であり、成長のための「エンジン」でもある。
(3) 部門間連携を深めることによるコストダウン活動・生産性向上、中長期的な「課題の抽出」などを目的に、2010年4月1日付けで、『ものづくり推進部』を新たに設置した。

3. 成長市場への進出深化(成長とデュエルビッツ ボーナス拡大:グローバル化と国内の役割)

(1) グローバル市場の取り込み

成長する新興国市場を中心に、需要の拡大する地域・分野を追いかけ、その特性に見合ったデュエルビッツ ボーナス展開を行う。
(2) 成長分野への取り組み

国内における開発力・技術力をもって、他社には追従できない「当社独自の付加価値がユーザーから高く評価されている製品」を各マザー工場で強化し、国内外の成長分野への取り組みを加速する。

4. デュエルビッツ ボーナス総合力の発揮

(1) 多様な技術の融合

バリアフリーをキーワードに、組織の垣根を低くすること、情報を流れやすくすることで、デュエルビッツ ボーナス内の知恵・アイデア・ノウハウを一層集積・融合させ、新たな価値を創造する。また、総合技術力・提案力の向上を図るとともに、技術融合による新たなオンリーワン創出を追求する。
(2) 「KOBELCO」ブランドの定着

「KOBELCO」のブランドを共有し、当社デュエルビッツ ボーナスならではの製品・サービスを提供することに加え、広報活動をメニュー・地域に応じて柔軟に展開していくことにより、「KOBELCO」ブランドの定着を図っていく。
(3) デュエルビッツ ボーナス人材の育成

デュエルビッツ ボーナス環境が激しく変化する中、デュエルビッツ ボーナス基盤の強化・変革を担うことのできる人材、グローバルなデュエルビッツ ボーナス展開にも対応可能な人材を計画的に育成していく。

5. 社会への貢献

(1) 「感度」の高い組織文化の醸成

コンプライアンスに対する「感度」の高い企業風土をデュエルビッツ ボーナス全体で醸成していく。
(2) 社会的責任(CSR)の遂行

地域社会や環境保全への貢献を中心に、積極的に社会的責任を果たしていくとともに、地球温暖化問題に対しても、デュエルビッツ ボーナス活動を通じて貢献していく。

【3】各デュエルビッツ ボーナス部門の具体的な施策

1. 鉄鋼デュエルビッツ ボーナス部門

(1)新興国(中国、インド)を中心とした成長市場での需要増の着実な取り込み

(2)鋼材の「オンリーワン製品」である、ハイテンと特殊鋼のグローバル展開

(3)還元鉄の鉄鋼デュエルビッツ ボーナスにおける活用策の検討

2. 溶接デュエルビッツ ボーナス部門

(1)ソリューション展開(*1)を基軸とした、持続的な成長と収益の追求 
 (*1:溶接材料・溶接技術・溶接ロボットの組み合わせ)

(2)海外既存拠点のデュエルビッツ ボーナス拡大と新興国進出による海外デュエルビッツ ボーナスの強化

3. アルミ・銅デュエルビッツ ボーナス部門

(1)新拠点の設立やアライアンスの活用も含めた海外デュエルビッツ ボーナスの拡大

  ○中国サスペンション工場新設による日米中3極生産体制
  (「アルミ鍛造デュエルビッツ ボーナスの中国進出について」をご参照ください)

(2)オンリーワン製品の強化と拡充
 (自動車、IT、エネルギー分野)

4. 機械デュエルビッツ ボーナス部門

(1)マザー工場での生産技術力の強化と海外デュエルビッツ ボーナス拠点における現地生産化の拡大

(2)「環境」を意識したオンリーワン製品の創出と拡販
  (「スチームスター®」「次世代ヒートポンプ」など)

5. 資源・エンジニアリングデュエルビッツ ボーナス部門

(1)ITmk3®プロセスを中心とした還元鉄の積極的な展開
  (」をご参照ください)

(2)UBC(Upgraded Brown Coal)の商業化推進とデュエルビッツ ボーナス体制構築

6. 神鋼環境ソリューション

(1)提案型ビジネス(サービス・メンテナンス)の拡大による収益力強化

(2)海外市場(ベトナム・インドなど)への進出・拡販

7. コベルコ建機

(1)新興国(中国、タイ、インドなど)市場のデュエルビッツ ボーナス拡大

(2)先進技術(「低燃費」「低騒音」)を核とした地域ニーズに合った商品開発

8. コベルコクレーン

(1)「ものづくり力+サービス力」強化によるKOBELCOブランドの価値の向上

(2)海外戦略拠点の確立