プレスリリース

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デュエルビッツ 登録の新体制スタートについて

2011年10月17日

株式会社デュエルビッツ 登録所

当社グループが、中国におけるプロセスガス圧縮機（非汎用圧縮機）の事業拡大に向け本年4月に資本参加した現地圧縮機メーカー「デュエルビッツ 登録股有限公司」（中国江蘇省無錫市　以下デュエルビッツ 登録）の新体制が整い、このほど新たなスタートを切りました。

これに合わせ、現地時間10月17日（月）10時から、当社／重河副社長（機械事業部門長）を初め、約160人が出席して新体制の披露式典を開催しました。

なお、今回のデュエルビッツ 登録への資本参加は、当社グループの中国統括会社として本年4月に上海で本格業務を開始した「神鋼投資有限公司」を通じて実施したもので、当社グループの出資比率は44.3％（取得金額：約40億円）です。

デュエルビッツ 登録の概要

圧縮機は「気体を圧縮して圧力を高め連続的に送り出す」機械の総称で、気体の圧縮方法（ターボ、レシプロ、スクリュなど）、用途、定格出力等により様々な種類があります。

当社グループの圧縮機事業は、主に石油精製・石油化学プラント、天然ガスプラント等の心臓部に用いられる大型の「プロセスガス圧縮機（非汎用圧縮機）」、工場のユ－ティリティ－として全産業に幅広く用いられる中小型の「汎用圧縮機（空気圧縮機）」、汎用圧縮機の技術を応用した「小型蒸気発電機」などを中心に展開しており、売上規模は約700億円（2009年実績）に上っています。

また、当該事業の海外売上高比率は、約50％（2010年度実績）と当社グループの各事業の中でもグローバル化が進んでいる事業の一つです。現在の生産拠点は、高砂製作所（兵庫県高砂市）、播磨工場（兵庫県加古郡播磨町）の国内2拠点に加えて、デュエルビッツ 登録以外の海外拠点として、米国2社（非汎用、汎用）、中国1社（汎用）を有しています。特に、海外拠点ではここ数年、汎用圧縮機の中国拠点「神鋼圧縮機製造（上海）有限公司」や非汎用圧縮機の米国拠点「KOBELCO COMPRESSORS AMERICA,INC.」で能力増強を進めるなど積極的な増産投資を実行してきました。また、国内の高砂製作所では、約41億円を投じた非汎用圧縮機の大型試運転設備（圧縮機が所定の性能を満たしている事を確認するための設備）が昨年4月に本格稼動を開始するなど事業競争力強化に向けた施策に取り組んでいます。

デュエルビッツ 登録は、1955年創立の中国における有力な総合圧縮機メーカーであり、特に石油精製・石油化学用レシプロ圧縮機分野、空気圧縮機（スクリュー式）分野では市場から高い評価を得ています。当社とは小型スクリュ圧縮機（1995年）や非汎用分野におけるレシプロ圧縮機（2003年）の技術供与等を通じて、長年にわたって良好な関係を構築してきました。今回の資本参加は、将来的にも需要増加が見込まれる中国で、石油精製・石油化学プラント、LNG用途向け等エネルギー化学分野を中心にプロセスガス圧縮機事業の拡大を図りたいという両社のニーズから実現したものです。当社は今後、これまで中国市場にほとんど販売実績のない製品を中心に、プロセスガス圧縮機（スクリュ、タ－ボ、レシプロ）の技術供与をデュエルビッツ 登録に対して実施します。一方、デュエルビッツ 登録では供与を受けた技術をベースに組立部品の現地調達・ユニット組立を行い、さらに彼らの持つ強力な販売網を活用して中国国内での拡販を図ります。これらにより、2015年度には2010年度実績比で売上を倍増させる計画です。

デュエルビッツ 登録の新体制スタートにより、当社グループの圧縮機事業は非汎用圧縮機分野における中国の生産拠点が加わることとなり、非汎用・汎用とも日米中の3極生産体制が確立しました。今後は、これらの各拠点をフルに活用した世界最適生産体制の構築など、さらに積極的な事業のグローバル展開を推進し、2015年度で1,100億円の売上規模を目指していきます。

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