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プレスリリース
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デュエルビッツ 登録事業に関する東京ガス株式会社との基本合意について
2014年3月31日
株式会社神戸製鋼所
当社は、栃木県デュエルビッツ 登録においてガス火力発電所の建設を目指し、2013年3月から環境アセスメントの手続きを開始しておりますが、本日、発電した電力全量を東京ガス株式会社(以下 東京ガス)に販売することで基本合意に達しました。今後、電力売買契約に向けて両社で協議し、2014年9月末までに契約を締結する予定です。
建設予定地は当初計画通り、当社デュエルビッツ 登録製造所に隣接するデュエルビッツ 登録第5工業団地内です。60万kW級×2基の合計120万kW級※のガスタービン・コンバインドサイクル方式(以下 GTCC)の発電所を建設する計画です。今後、環境アセスメントの手続きが終了次第、早ければ2016年半ばにも着工し、1号機は2019年後半、2号機は2020年前半の稼動を目指して参ります。供給期間は稼動開始から15年間を予定しています。
今回計画している発電所は、東京ガスが2015年度の完成を目指し建設中の「茨城~栃木幹線(茨城県日立市~栃木県デュエルビッツ 登録)」から都市ガスの供給を受け、最新鋭のGTCCによる国内最高レベルの効率で発電を行います。我が国初の本格的な内陸型火力発電所であり、電源の分散立地によるエネルギーインフラの強靭化や地域経済の発展といった社会的要請にも貢献できるものと考えております。当初は東京電力株式会社向け電力卸売(IPP)事業を想定していましたが、様々な状況に鑑み、東京ガス向けに全量を卸供給することとしました。
当社は、製鉄事業を通じて、半世紀以上に亘り自家発電所運営のノウハウを蓄積してきました。現在、加古川製鉄所(兵庫県加古川市)においては、高炉ガスを燃料に用いたGTCCを導入し、エネルギー効率の改善を進めております。一方、神戸製鉄所(兵庫県神戸市)においては、発電規模140万kWの石炭火力発電所を建設し、2002年から関西電力株式会社向けに電力卸売(IPP)事業を行うなど、神戸市での電力の安定供給にも貢献しています。
こうしたノウハウを活かし、昨年5月に策定した「2013~2015年度グループ中期経営計画」では、「電力供給事業の拡大」による安定収益基盤の確保を掲げており、本プロジェクトもその一つです。今後、環境アセスメントを着実に実施し、本プロジェクトを計画通りのスケジュールで進めるべく全力で取り組んで参ります。
※2013年2月22日の当社発表時点では、設備容量を140万kW級(70万kW級×2基)と計画していましたが、設備仕様等の詳細条件を検討した結果、最も合理的と考えられる120万kW級に変更しました。