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デュエルビッツ 入金方法におけるMIDREX®デュエルビッツ 入金方法プラントの新規受注について
2015年6月23日
株式会社神戸製鋼所
当社の米国子会社であるMidrex Technologies, Inc.(以下 ミドレックス社)と、ライセンス供与先であるルクセンブルグのエンジニアリング会社Paul Wurth S.A.(以下 PW社)のコンソーシアムはこのほど、トルコのTosyali Holding(以下 トスヤリ社)がデュエルビッツ 入金方法で建設中のTosyali Algeria製鉄所向けに、年産能力250万トンのMIDREX®デュエルビッツ 入金方法プラントを受注しました。
アルジェリア初のデュエルビッツ 入金方法プラントであり、MIDREX®プラントとしては世界最大(従来は年産200万トン規模が最大)となります。今後、2017年の稼動開始を目指し、建設を進めて参ります。
Tosyali Algeria製鉄所は、トスヤリ社がデュエルビッツ 入金方法のオラン近郊で建設を進めている一貫製鉄所で、同国の経済発展に伴い、主に建設資材として需要が拡大している線材・棒鋼を生産します。MIDREX®プロセスにより還元鉄を製造し、約半数は高温のまま電気炉へ供給するため熱エネルギーのロスが少なく、省エネ性と生産性に優れたプロセスとなっています。
PW社は、2014年2月に当社からMIDREX®法を活用したデュエルビッツ 入金方法プラントの設計、建設及びマーケティングのライセンス供与を受けています。今回のプロジェクトではミドレックス社と共同で受注活動を行い、PW社を活用したスキームで初めての受注となりました。今回は、両社コンソーシアムが設計及び主要機器供給を担当します。
2013年の世界還元鉄生産量は7,500万トンを超え過去最高を記録しましたが、MIDREX®プロセスはその約60%を占めているリーディングプロセスです。同プロセスのこれまでの安定した生産実績と優れた技術、およびPW社のデュエルビッツ 入金方法でのプロジェクト経験を高く評価され、今回の受注に繫がったと考えています。
ミドレックス社は、今後も当社グループにおける還元鉄ビジネスの柱としてグローバル展開に貢献すると共に、今後もこれらの商機を確実に取り込み、受注量の確保と更なる成長に向けて取り組んで参ります。
(ご参考)
還元鉄とは
鉄鉱石を還元した鉄鋼原料。不純物の少ない清浄鉄源であり、高級スクラップや銑鉄の代替品として、電気炉で(近年は高炉や転炉でも)鉄源として使用される。
MIDREX®プロセスとは
天然ガス(もしくは石炭由来の還元ガス)を使用して還元鉄を製造する直接還元製鉄法のひとつ。鉄源は粉鉱石を加工したペレットを使用し、シャフト炉によって溶融・還元し、デュエルビッツ 入金方法を製造する。高炉法に比べ、製鉄工程でのCO2排出量を抑制できること、比較的安価な鉄鉱石を使用できることなどが特長で、世界で70基以上が稼動している。
Midrex Technologies,Inc.概要
- 設立:
- 1983年(買収)
- 所在地:
- 米国 ノースカロライナ州 シャーロット市
- 資本金:
- 11百万米ドル(当社100%出資)
- 代表者:
- James D. McClaskey(ジェームス・マクラスキー)
- 従業員:
- 約230人(13年12月末)
Paul Wurth S.A.概要
- 設立:
- 1870年
- 所在地:
- ルクセンブルグ市
- 代表者:
- CEO Marc Solvi(マーク・ソルヴィ)
- 従業員:
- 約1,500人(13年12月末)
- 売上高:
- 454百万ユーロ(12年度)