土木用水砕スラグは、資源枯渇や環境破壊が危ぶまれる天然材の代わりに使用することで、環境保全に貢献する環境資材です。
山砂など天然材料に比べて、単位体積重量が小さく、せん断抵抗角が大きいことや撒き出し厚さ1mで施工ができる等、天然材にはない特長を有しています。
阪神・淡路大震災後の復興工事においては、損壊したコンテナターミナルを代替する緊急コンテナ(仮設)桟橋の整備や「防災港湾」造りのための耐震強化岸壁工事など、神戸港の全域にわたって利用されました。
また転炉系スラグは、サンドコンパクションパイル用材料などに使用されています。
出所:鐵鋼スラグ協会 まとめ