デュエルビッツ vipO₂高炉鋼材「Kobenable Steel」の国土交通省/新デュエルビッツ vip情報提供システム（NETIS）への登録について

当社は、デュエルビッツ vip工程におけるCO₂排出量を大幅に削減した低CO₂デュエルビッツ vip鋼材“Kobenable^® Steel”を国内で初めて商品化しましたが、この度、当該鋼材が24年5月13日付で国土交通省の新デュエルビッツ vip情報提供システム（NETIS）に登録されました。グリーンスチールのNETIS登録は業界初となります。登録番号は「KK-240007」です。

“Kobenable^® Steel”は、当社独自のデュエルビッツ vip向けCO₂低減ソリューション^※1を活用し、当社の加古川製鉄所および神戸線条工場で製造している全ての厚板、薄板、線条製品を対象としています。また、従来と同等の品質を維持できることから、当社が強みとする特殊鋼線材、超ハイテン等の高品質が要求されるデュエルビッツ vip材についてもお客様に引き続き安心してご使用いただけます。

NETIS（New Technology Information System）は、国土交通省が民間企業等で開発された優れた新デュエルビッツ vipを公共工事に積極的に活用していくために、これらの新デュエルビッツ vipに関わる情報を広く開示・提供することを目的としたシステムです。“Kobenable^® Steel”は既に国土交通省が発注する橋梁において採用実績がありますが、NETISに登録されたことで、お客様が設計および施工段階において容易に採用できるようになったため、今後採用拡大に向けた提案活動を推進して参ります。

KOBELCOグループは、多様な事業を営む総合力を生かし、国内で初めて商品化した低CO₂デュエルビッツ vip鋼材“Kobenable^® Steel”を様々な分野に広くご提供することにより、グリーン社会に貢献していきます。今後も、KOBELCOならではの多様な事業・デュエルビッツ vip・人材のかけ算を通じて、社会課題の解決に挑み、ステークホルダーの皆様にとって「かけがえのない存在」であり続けることを目指します。

Kobenable^® Steel　商品商標

神戸製鋼製 低CO₂⾼炉鋼材の種類

Kobenable^® Steel　採用実績

※1 敬称、および株式会社などの記載は省略

No.	公表日	対象のお客様※1	品種	概要
1	2022年 6月3日	トヨタ自動車	薄板	国内初採用 競技車両「水素エンジンカローラ」のサスペンションメンバーに、Kobenable® Premierが採用
2	2022年 12月19日	日産自動車	薄板	量産車では国内初 日産自動車の生産する量産車に、Kobenable®Premierを順次適用
3	2022年 12月22日	IHI 三菱地所 鹿島建設	厚板	建設分野では国内初 「（仮称）豊洲4-2街区開発計画B棟（東京都江東区豊洲）」の新築工事にKobenable®Premierが採用
4	2023年 2月27日	今治造船	厚板	船舶分野では国内初 18万t級バルクキャリア（鉱石・穀物等を梱包せずに積載して運搬するばら積み貨物船）にKobenable®Premierが採用
5	2023年 7月4日	トヨタ自動車	線材	低CO₂高炉鋼材『Kobenable 競技用車両「カーボンニュートラル燃料車」のエンジン部品締結ボルトにKobenable®Premierが採用
6	2024年 2月22日	横河ブリッジ 国土交通省 九州整備局	厚板	デュエルビッツ 入金不要ボーナスobenable® 国土交通省九州整備局が発注する「新朝倉橋」にKobenable®Premierが採用
7	2024年 2月29日	伯方造船	厚板	造船分野 19.8千t級バルクキャリア（鉱石・穀物等に梱包せずに積載して運搬するばら積み貨物船）にKobenable®Premierが採用
8	2024年 3月29日	中嶋産業 クロセ	厚板	バイオマス発電 中嶋産業の切板製品に採用、同切板製品はクロセが製作するバイオマス発電用のスパイラル熱交換器に使用